児童家庭福祉と保育士

児童を取り巻く学校の変化

児童を取り巻く学校の変化

現在、不登校児童や生徒が全国で13万人以上だといわれています。

 

文部科学省は、義務教育課程の教育支援センター(適応指導教室)の設置や、
スクールカウンセラーの配置など、各種の対策を講じていますが、
あまり良い方向に改善されているとはいえません。

 

現在の学校社会は、不登校問題以外にも、学級崩壊や対生徒・対教師の暴力や恐喝、
いじめ、援助交際、覚せい剤などの薬物乱用などさまざまな問題を抱えています。

 

また、受験をめぐる熾烈な競争とそれに伴う問題も指摘されていますが、
学力を巡る過度の競争は、高校受験だけでなく、その後の進路にまで及んでしまいますから、
それに関するストレスを抱えている子どもも少なくありません。

 

さらに、不登校児童は、人間関係のこじれがきっかけとなることも多く、
その人間関係には、友人関係だけでなく、家庭内の人間関係の希薄さや不安定さが
大きな要因となっていることも少なくないのです。

 

このような問題を抱えた児童生徒の家庭養護の問題に、
頭を悩ませている教師も多いのですが、
教師と言う仕事は忙しく、教師自身が心を止んでしまう等の問題も出ています。

 

本来、子どもは家庭や学校、地域社会において
人間関係を構築する力を養うものですし、
家庭、学校、地域社会での人とのかかわりを通して自己を育て、
生きる力をはぐくんでいくものです。

 

ですが、学校生活の経験が、人間関係を回避する結果を招いている実情があるという点で、
現在の日本の学校問題の深刻さが伺えるのです。

 

2008年の改正で、コミュニケーション能力の人間関係の構築能力の獲得を掲げ、
保育所保育指導、幼稚園教育要領、学習指導要領で、
時代特有の課題を提起しています。